第1回分類 第1回詳細1 第1回詳細2 第2回培養細胞 第2回詳細 第3回メダカ 第3回詳細 第4回遺伝子組み換え 第4回詳細
特別編1培養細胞 特別編2ウニのクローン 総合学習@GFP 総合学習Aクロマト 総合学習B電気泳動 生物UラムダDNA解析
場所: 東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所(三崎臨海実験所)
講師: 赤坂 甲治 先生(教授、所長、理学博士) 佐藤 寅夫 先生(助手、理学博士)
引率: 逗子高校 高橋 治郎 野村 浩一郎
参加者: 3年必修生物U選択者 29名
生物は海で生まれ海で進化してきました。海にはあらゆるタイプの生物が生活しています。海洋生物の観察、採集、分類は生物学の原点です。 大学で生物学を専攻する学生は、各地にある臨海実験所に泊まり込み、「臨海実習」と呼ばれる海洋生物を使った様々な実習を行います。 これはバイオテクノロジーの時代になっても変わることはありません。逗子高校の特別講義はここから始めたいと考えました。
大潮の干潮時に浜に出て動物を観察採集させ、海洋動物に親しませます。さらに動物の形態が生活している環境に適応している事をとらえさせます。
生物の体の基本的な構造には様々なタイプのもの(ボディプラン)があることをとらえさせます。このボディプランが共通の「門」と呼ばれる分類の単位に採集した動物を分類させ、系統分類の基礎を学習させます。
ボディプランと遺伝子の関係にも注目し、進化と遺伝子の関係についても考えさせます。
実験所の研究施設を見学し最先端の生物学に触れさせます。
9時現地集合としました。場所がわかりにくいので臨海実験所の正門前に集合し、まとまって旧水族館の2階へ移動しました。
講師の先生の紹介、磯採集の方法と注意を受け、大潮の干潮時刻に合わせて採集をしました。
各自軍手をはめて、磯がねとバケツを持って磯に出発しました。
今回は人数が多いので、対岸の名向崎ではなく実験所前の荒井浜の奥の磯で採集を行いました。
同じ種類のものをたくさん採るのではなく、多くの種類を少しずつ採るように指示をしました。
臨海実験所の前の磯です。各自バケツといそがねを持って採集を行います。 | 採集をしています。石をひっくり返しその下をさがします。同じものをたくさんといらないで出来るだけ多くの種類をとるように心がけます。壊れやすいものは小さな密閉容器に入れるようにします。 |
臨海実験所の旧水族館です。旧本館の実習室を使用する予定でしたが、天井が損傷して使えなくなってしまったので、となりの昔水族館だった建物を使うことになりました。 |
所長の赤坂先生の講義です。動物の分類について説明をしています。 |
実験所の旧水族館の前の荒井浜です。昼休みに遊んでいるところです。奥の岩場で午前中に採集をしました。 | 午前中に採集した動物を大まかに分類して水槽に入れます。 |
よく分からないものは適当に入れておきます。 | 水槽を2階の講義室に運んで佐藤先生の講義を聴いています。門レベルの分類からさらに細かい分類まで実物を見ながら詳しく説明がありました。 |
班毎に担当する門を決め班の中で手分けしてスケッチをします。 | 色鉛筆も使って出来るだけきれいなスケッチをします。 |
棘皮動物門のニッポンウミシダ、ヒトデの仲間です。 | 刺胞動物門(腔腸動物門)のアカクラゲです。かなり毒が強いので刺されないように注意します。かなり活発に泳ぎ回っています。 |
軟体動物門のウミウシの仲間です。上からシロウミウシ、サラサウミウシ、イソアワモチです。イソアワモチはエラがなく肺を持ちます。カタツムリに近いので体を半分空気中に出したがります。 | アオウミウシです。大変きれいなエラを持ちます。 |
DNAと分類についての赤坂先生の講義です。 | カエル、ワニ、トリ、コウモリ、クジラ、ヒトの前足。見た目が違っても構造はよく似ている例です。 |
新研究棟の見学をしています。説明をしているのが赤坂先生です。 |
学校で臨海実験所で描いたスケッチを元にして班毎にポスターを作っています。生物室の前の廊下に掲示します。3時間ほどかかりました。 完成したもは詳細のページに載せてあります。 |
実験所には何回か行ったことがあるが、水族館へ入ったのは初めてだった。赤坂先生はおもしろい人で、最後の講義は興味深かった。
環形動物門の班だったが、ほかの門ももっと詳しくしらべてみたいとおもった。
今回私たちが行ったのは、海の中のとても狭い範囲の磯でしたが、1時間の採集でも50種類以上の海の生物を発見することが出来ました。そのほとんどは初めて見る生物で、中には海藻だと思っていたものが急に動き出して、捕まえてみるとカニだったりしておもしろかったです。
海の生物の専門の先生が一匹ずつ細かく説明してくれた。とても興味を持って話を聞くことが出来ました。
ウニと私たちの遺伝子はとてもよく似ている。
全ての生物の起点は同じである。
磯を散策して生物を捕まえるのはかなりおもしろかった。
いろいろな実験装置をみられて楽しかった。
タツナミガイ、スベスベマンジュウガニ、クモヒトデなど名前や生態がわかった。
ものを見せたら、すぐ名前がわかってすごいと思った。
スケッチは難しい。
ウニがたくさんあってびっくりした。
植物と動物の境目が難しかった。
すごく注意して水中をみてみると小さい生物がたくさんいておもしろかった。
見れば見るほどいっぱいいた。ウミウシの色が鮮やかでちょっと驚いた。
うちの班は環形動物門のゴカイとかで書きにくかった。
ウニなど形が全く違うけれどもヒトに近いことがわかった。
門の中にもたくさん種類があり、一つのモノがどんどんわかれていき形が変わっていったのがわかる。
ウミウシについて良くわかった(アオウミウシやヤマトウミウシにはエラがあるが、イソアワモチにはない等)
海にはほとんどの門の生物がいて、生物が海から生まれたのがわかった。分類に少し興味を持てた。
ヒトデとナマコとウニが同じ門であることを初めて知った。
ナマコを切ると五角形になっていると聞いてやってみたくなった。
実験所には普段見られないような機械がいっぱいあってすごいなと思いました。海では珍しい生物がたくさん捕れたので楽しかったです。
電車賃を出してほしかった。遠いのでもう少し集合を遅くしてもらいたかった。
私の班は甲殻類の担当だったので、カニはみんな同じだと思っていたけど、スケッチしてみると種類によって形も模様も違っていた。ヤドカリは殻によって種類が違うと思っていたけど、中はほとんど同じ種でびっくりした。
海にこんなモノが生きているのは資料集などで知っていたけれど、実物を見ると動きが不思議でおもしろかった。一見海には何もいないように見えるけれどたくさんの生物が見つけられることがわかった。少し大変だったけれどよい勉強になった。
全ては海から生まれた!!
生物はすごい!!
ウニっておいしいだけじゃない!!
カニにも毒がある!!
エビははやくて捕まえられない!!
間近で見て、採って、さわって、調べたことが身になった気がする。
何より磯での生物採りはおもしろかった!!
ウニがヒトと同じなんて信じられないですねー、せいぶつってすごいなー!!
なんかワクワクしますね。よく見ればゴカイもかわいいですって。
たとえ地上で別名ミミズでもさ!"うみうし"もいいわ〜。
資料じゃ実感がわかない事実も海を目の前にすると信じちゃいますね。
あとは〜 大学の実験室がカッコよかった!
人間も海の生物も起源が同じだということ。
貝は貝でもいろいろな大きさ形があるということ。
岩をひっくり返せばたくさんの動物がいる。
スケッチするのは色が難しくて大変だった。
一日中で少し飽きた。
全部の門の動物が捕れるのはすごいと思いました。
ウニ、ナマコ、ヒトデが実は同じ構造とは思いもつかなかったです。
新しい建物の研究所では博士になりかけている人は真剣で、廊下に貼ってあった英語の文も学生が書いたと思うと、さすが"東大"!!て気がします。
逗子高に行くより時間がかからず、うき×2でした。
磯に行ってバケツを持って軍手をはめて、カマみたいなのを持って採集するなんて貴重でした。天候もよくてすごい楽しかったです。でも、本当は船に乗って遠くまで行きたかったです。あと研究所を案内してくれたお姉さんとも仲良くなれました。
佐藤先生は内気な人で、話も聞きづらかったけれど、何でも知っていてすごい!!って思いました。赤坂先生はおもしろい先生でした。
また海に生きたくなった。。。
全然色や形が異なるのに、同じ仲間であることを知ってびっくりした。
特におどろいたのがゴカイの仲間(環形動物)のケヤリムシが色が違うだけで「ケヤリムシ」と「ミヤコエラコ」で名前が違ったこと。それとエラがむき出しになっているのにも驚きました。
環形動物門の生物は人間と神経が逆側(腹側)にとおっていることを知ってびっくりしました。
持っているDNAは同じで使う場所や時間が違うこと。
最初は行くのがめんどくさいなと思っていたけれど、すごく楽しくてよかったと思いました。まずあんなに自分の目で海の生物を見たのは初めてで、ウニがあんなにいっぱいいるところも初めてで驚きました。
分類の時のお話しは眠かったけれど寝ないで聞きたいって思うような話で、集中して聞けました。海の生き物にあまり興味がなかった私だけど、生物の体のつくりのすごさを知り興味を持てました。生物の進化や分類の話をしてもらい、私たちの体の歴史はすごいんだなと感動しました。生物の授業でこんなに感動したのは初めてでした
臨海実験所HP http://www.mmbs.s.u-tokyo.ac.jp/
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