ヘキスト33342 と呼ばれるDNA を生体染色する色素を使ってウニ胚を蛍光観察しました。
固定の必要がなく生きている状態のまま染色が出来、発生もそのまま進行します。
UV 励起で観察をしました。染色体がきれいな青色の蛍光を発します。
ウニ胚を海水ごとマイクロチューブに入れ、海水中に染色液(原液)を200 倍希釈(5μg/ml)になるように加え、数分後にスライドグラスに載せて、観察しました。大変簡単です。
今回購入したUV励起用フィルタブロックとUV対応の対物レンズ、家庭用ビデオカメラ取り付け用のC マウントアダプター、及び家庭用のハイビ ジョンビデオカメラを使用しました。
家庭用ビデオカメラは高感度なので、暗い蛍光像もきれいに撮影することが出来ます。ハイビジョン対応のカメラでは静止画も十分な画質で撮影が可能です。
8 細胞期ぐらいまでは、細胞が大きいためかバッ クグランドの蛍光が強くあまりきれいに観察で きませんでした。
16 細胞期ぐらいからはきれいに観察が出来ます。 後期分裂像が多く見えました。
桑実胚期 バフンウニ・対物100 倍。↑
同じものを蛍光観察しました。↑
明視野と蛍光の同時観察を行いました。↑
核がきれいに見えます。明視野でも観察できます が。暗い中を青く光るプルテウス幼生や原腸胚が 泳ぐ様子はとにかくきれいです。
原腸胚の明視野観察です。バフンウニ・対物40倍。↑
原腸胚の蛍光観察です。↑
原腸胚後期の明視野観察です。↑
原腸胚後期の蛍光観察です。↑